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サウジアラビア副首相・国防航空相・監察長官
スルタン・ビン・アブドゥルアジーズ皇太子殿下
日本の経済団体主催による午餐会におけるスピーチ
東京
2006年4月7日
慈悲深く慈愛あまねきアラーの御名において
経済同友会 北城恪太郎代表幹事閣下
ならびに、親愛なる友人の皆様
皆様に平安が訪れますように
私は1960年に初めてこの友好的な国を訪れたときのことを、今でも誇りを持って思い出します。そのとき、日本の皆様には本当に暖かく歓迎していただきました。今日私はサウジアラビア王国の国民ならびに政府の親愛の情と感謝の気持ちを携えて、再びこの美しい国に参りました。
昨年はサウジアラビア、日本両国の間に外交関係を樹立してから50周年を祝うことができました。本当にうれしく思っています。この50年間にさまざまなレベルでの行き来があり、両国の関係は幅広い分野で発展を続けてきました。
今日、両国における賢明なるリーダーシップのもとに、両国関係は重要な発展段階を迎えています。サウジアラビア、日本両国が地域や国際社会で得た特別な立場に根ざした、両国共通の利益のための発展です。まず、サウジアラビア王国ですが、わが国にはイスラム教の2大聖地(メッカ・メディナ)があります。イスラム教の教えを忠実に守るわが国は、テロと闘い、国際社会に平和と安定をもたらすため、常に努力を続けています。それがさまざまな民族、国家と共存していくための唯一の道だからです。
そして重要な石油供給国であるサウジアラビア王国は、自国の領土内での包括的な発展を目指すだけではなく、石油市場の安定化を通して、世界経済の発展を支えるために努力していかなければならないと信じています。これは、わが国の石油政策の一環でもあります。
一方、日本は国民の勤勉な努力により、戦争の痛手から立ち直り、世界で最も重要な先進国の一つになり、そればかりか、世界第2位の経済大国になりました。
両国がこれだけの成果をあげることができたのは、向上心を持ち、勤労意欲を大事にしてきたからにほかなりません。この事実によって、両国ともに、世界の尊敬と高い評価を勝ち取ることができました。しかし、同時に、地域でも、国際社会でも、両国の責任は重くなったわけです。
親愛なる友人の皆様
日本は、わが国にとっては2番目に大きな通商パートナー国であります。1998年に、当時皇太子であったニ大聖地の守護者アブドッラー・ビン・アブドゥルアジーズ国王が歴史的な訪日を行って以来、両国の関係は新しい歩みを始めています。この時に、両国は21世紀の戦略的協力文書に署名しました。
サウジアラビア王国が対日関係を重視しており、日本との特別な通商関係を高く評価している証として、このたび、東京にサウジアラビア商務官事務所の開設を発表できることをうれしく思います。
友人の皆様
私は、両国の経済協力がさらに幅広い分野で発展することを願っています。2国間協力のもと、両国における石油、石油化学の分野の大規模かつ重要なプロジェクトに参加して、実力を発揮しています。
最後に、サウジアラビア王国はこれからも、両国にとって有益と思われる相互投資プロジェクトの立ち上げを積極的に行う努力をしていくことを皆様にお約束したいと思います。
皆様に平安が訪れますように。 |